2015年07月10日発行 たわわ 第147号


人材の公的な育成を!

梅雨明けの強烈な暑さの中ですが、なんとなく活動的になるこの季節。野球音痴に近い私も、高校野球の爽やかな戦いや声援に夏を感じたりしています。
春から夏にかけては、地域交流事業、総会、報告事務となんとなく忙しくすぎまずが、気が付いてみれば猛暑の中。今度はメンバーの身の安全に気を引き締める季節となります。そして、やがて入る夏休み時期の前にと、また会議がふえますね...

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今年の写真・パネル展は第12回目。夏、7月13日(月)から18日(士)まで開催いたしました。
ギャラリーかれんにて 始めは準備期間不足で少し腰が引けていたかなとも思うのですが、『やるからには...』と、間際になって自らを鼓舞激励し開催にこぎつけました。私たちにとって最も大切な啓発事業のひとつです。
これまでも、外に出ることの不得意な重い障害者を市民の皆様に写真を使って紹介する機会として、ほぼ毎年開催してきました。会場は、区役所があって東横線大倉山駅からも近く街の中心的なところに位置する「ギャラリーかれん」。障害者のアート活動を中心にした社福祉法人のアートかれんさんの活動の場でもあり、私たちにとっては願ったり叶ったりの会場です。
いろいろお世話にもなり「ギャラリーかれん」だからこそ、イメージもわき、12回も続けてもこれたのかなと思います。また、お忙しい中を立ち寄ってくださる方や、逆に相談や質問がある方がいらっしやると、家族会の人たちがお話しすることもあったりと交流の場にもなったりします。厳しい条件で活動する私たちにもたくさんのご支援があることを感じ、感謝することも多い催しです。
ギャラリーかれんにて 毎年、それなりに新しい視点からの障害者の生活をお知らせして行こうと努力もするのですが、今年は一部現場の職員たちの撮ったスナップも入れ、グループホームの夜の支援の様子などもお伝えできました。
出来れば、次回あたりからは若いスタッフたちに頑張ってほしいと思っています。

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これからは、メンバーの皆さんたちも加齢に伴い、障害の変化や、嚥下の問題、等いろいろと課題も増えてきます。 今年度は、これまでにも増して個別にしっかりと検討しながら、地域の中で生き生きと暮らしていくためにはどんな支援が必要なのか、専門家の意見も聞きながら探ってゆきたいと思います。


  • 6月27日 よつばホーム事務局会議
  • 7月06日 家族会、手作り写真展準備
  • 7月13日 第12回写真展開催 ~ギャラリー当番
  • 7月18日 写真展閉店
  • 7月25日 よつばホーム事務局会議
  • 7月27日 活動ホームしもだ事業会議 家族会手作り

毎年この時斯はそれぞれの組織で次年度予算への要望をまとめて出す季節です。
私たちの横浜市の福社施策への要望は、それぞれの連絡会を通し行います。
たとえば、横浜市の地域作業所連絡会、地域活動ホーム連絡会、グループホーム連絡会では、まず市内をいくつかのブロックに分け、当事者や職員や家族たちが集まって意見を出しあいます。それをもとに役員会で要望書(案)にまとめ、総会にかけて意見を聞き代表者たちが横浜市に提出します。それを福祉局で検討して反映し他の局との調整があったのち、最終的には議会で審議されて決められてゆくのです。
私たちは普段からいろいろな要望を持っていますが、まず声に出さないと直接であれ組織を通してまとめるのであれ届きません。
たとえば、『重度障害者が地域で生き生きと暮らしてゆくために』いま私たちが切実に感じていることは、介助にあたる職員の確保です。グループホームでは、職員の不足を熟練のヘルパーさんたちに助けられて、頑張っている状態です。
デイの場である地域活動ホームでもいまの活動を充実させ、これから先次々と卒業してくる障害児者を受けとめるためにも新しい場所を作っていかねばならないのですが、なかなか職員の数が足りません。
これについては、質と量を叶えられるような養成機関が必要だと思います。もっと積極的で根本的な策を考えてほしいと願っています。

暑中お見舞い申し上げます。今年の暑さはことのほか厳しいように感じられますが、皆様お元気でいらっしゃいますでしょうか。
急激な気温上昇によって室内でも熱中症になる方が増えています。重度障害者にとってこの暑さは天敵の一つと言えるでしょう。熱中症予防としてこまめな水分補給はもちろん、入居者の表情、様子など普段との違いなど気付くように心がけています。今年の夏も元気にのりきってくれるといいですね。

勢津子さん退院 体調面では4月末に勢津子さんが脳梗塞を発症しました。症状から判断し入院を余儀なくされましたが、治療、リハビリを経て6月に無事退院しました。約1か月半の入院生活は本人にとって大変だったと思いますが、毎日の理学療法、作業療法をこなし退院へ向け頑張ってきました。
後遺症が残りましたが、今後も訪問看護、訪問リハビリの利用を続けながら安心した生活が遅れるように考えていきたいと思います。
誕生日当日は病院で迎えることになりましたが、病状が安定してから外泊の許可をいただき、グループホームで改めて誕生日のお祝いをしました。まだまだ入院中、でもみんなと会えてホッとした一日でしたね。

写真展行ってきました♪
7/13~18ギヤラリーかれんで写真展が開催されました。
写真内容はグループホームでの生活が中心となっていますが、写真を通じて入居者もスタッフも客観的に様子を確認することができました。
入居当時から10年以上経過し、入居者の状態、体力も変化し、それに伴いケア内容も変わってきています。過去を見直し、今後考えられることを予測するにはいい機会になります。

阿部さん誕生日 阿部さん誕生日
7月23日は第2よつぱホーム阿部さんの誕生日でした。
シヤイな阿部さん、この日もみんなから「おめでとう!」と声かけられると照れ笑い。でも心の中では嬉しそうに「みんなありがとう!」
大好きケーキで Happy Birthday!!

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